のっぽのサラ シリーズ | Kindle洋書多読記録

のっぽのサラ シリーズ

Sarah, Plain and Tall (Sarah, Plain and Tall Saga #1) Skylark (Sarah, Plain and Tall Saga #2) Caleb's Story (Sarah, Plain and Tall Saga #3) More Perfect than the Moon (Sarah, Plain and Tall)

Sarah, Plain and Tall (Sarah, Plain and Tall Saga #1)

Skylark (Sarah, Plain and Tall Saga #2)

Caleb's Story (Sarah, Plain and Tall Saga #3)

More Perfect than the Moon (Sarah, Plain and Tall)


100万語を超えたあたりの2006年1月頃に一度読んだ「Sarah, Plain and Tall 」のシリーズがブッククラブにあったので1巻を再読、そして2,3,4巻と続けて読みました。


1巻目では、1900年代初頭のアメリカの大草原で暮らす父とその娘Anna,息子Calebの処に、広告をみて遠い州から再婚候補のサラがやってくるお話。8000語に満たない短めの話ですが、簡潔できれいな文章で4人の感情が見事に描かれています。1986年ニューベリー賞を受賞というのも納得。


2巻目ではパパと結婚したサラ、そしてようやく幸せな家庭が始まった一家に、干ばつ、そして火事という自然の厳しさが襲い掛かり、草原にはパパひとりが残り、サラと子供たちはサラの叔母たちの家に移り、離れ離れの暮らしが始まります。


3巻目では、それから数年たちAnnaは家を離れ、パパとサラの間に生まれたCassieが家族に加わっています。そしてそこに現れたのは死んだはずのおじいさん(パパのお父さん)。この3巻目は思わず泣けるほど感動的でした。


シリーズ1巻目はサラの手紙、2巻目はAnnaの日記、そして3巻目はAnnaから引き継いだCalebの日記がストーリーを紡いでいくのですが、4巻目はCalebを引き継ぎCassieが日記を書いていきます。


このシリーズ、草原の家族のささやかな幸せと豊かな愛情が、短い文章ながら見事に描かれており、多読を初めて今まで読んだ中でベスト10入り確実です。